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発注者向け7分で読める2026-08-04

シニア人材に発注できる仕事15選|営業・IT・経理・商品企画などを紹介

シニア人材に発注できる仕事を15個紹介します。営業・IT・経理・商品企画・人事・経営企画まで、大手企業での役職経験を活かした専門業務の具体例と、会社の状況別の組み合わせ例、依頼時のポイントまで詳しくまとめました。まずは1つ選んで試してみましょう。

シニア人材に発注できる仕事とは

「シニア人材に依頼できる仕事」と検索すると、データ入力や配送、軽作業といった求職者向けの仕事紹介が多く出てきます。しかし本記事で扱うのはその逆の視点です。大手企業で役職を経験したシニアに対して、企業側が専門知見を発注する場合に依頼できる、営業・IT・経理・商品企画などの高度な業務を15個紹介します。

いずれもスポット相談(1〜2時間)から月次顧問まで、発注形式を選んで依頼できる業務です。データ入力や配送のような時給ベースの軽作業ではなく、大手企業での役職経験そのものを価値として発注する点が、一般的な「シニアの仕事」とは異なります。

目次

営業・販路開拓系(3つ)

営業部門に専門部署がない中小企業やスタートアップから、特に依頼が多いカテゴリーです。元営業部長・元営業役員クラスの経験が活きる領域です。

  1. 新規開拓リストのレビュー・アプローチ方法の壁打ち: どの企業から、どの部署の誰にアプローチすべきか、経験に基づく助言を得られます。「このリストの優先順位づけが合っているか」を相談する使い方が一般的です。
  2. 商談同席・クロージングのアドバイス: 重要な商談に同席してもらい、進め方や落としどころについて助言を受けられます。大型案件の初回商談前に、想定問答の壁打ち相手として依頼されることもあります。
  3. 代理店・パートナー候補の紹介: 業界内の人脈を通じて、販売代理店や協業先の候補を紹介してもらえることがあります。人脈は個人の経験に紐づくため、業界経験の長さがそのまま強みになります。

IT・DX系(3つ)

社内に情報システム部門がない、またはDX推進の旗振り役が不在の企業から依頼される領域です。元情シス部長・元CIOクラスの経験者が中心です。

  1. システム選定のセカンドオピニオン: ベンダーの提案内容が妥当か、第三者の視点でチェックしてもらえます。契約前に一度、専門家の目を通す使い方が典型的です。
  2. DX推進計画のレビュー: 全社的なDX計画の優先順位づけや、抜け漏れがないかの確認を依頼できます。社内提案前のたたき台をブラッシュアップする目的で使われます。
  3. IT部門の立ち上げ相談: 情報システム部門がまだない企業が、体制構築の初期段階で相談することがあります。何から手をつけるべきかの優先順位づけに役立ちます。

経理・財務系(3つ)

資金調達や決算体制の整備など、経営の根幹に関わる領域です。元CFO・元経理部長クラスの経験が特に重宝されます。

  1. 資金調達資料(事業計画書)のレビュー: 投資家・金融機関向け資料の数値の妥当性や説明の分かりやすさをチェックしてもらえます。投資家との面談前に依頼するケースが多い業務です。
  2. 月次決算体制の構築アドバイス: 経理体制がまだ整っていない企業が、締め作業の型づくりを相談できます。属人化しがちな経理業務の標準化に役立ちます。
  3. 原価計算・コスト削減の壁打ち: 製造業などで、原価構造の見直しポイントについて助言を受けられます。現場を知る経験者ならではの視点が得られます。

商品企画・マーケティング系(2つ)

新商品や新サービスの立ち上げ段階で、社内だけでは気づきにくい視点を補うために依頼されます。

  1. 新商品企画のブラッシュアップ: 企画段階のアイデアに対し、市場性や実現可能性の視点からフィードバックをもらえます。社内会議前の壁打ち相手として使われることが多いです。
  2. 販路開拓・チャネル戦略の相談: どの流通チャネルに商品を乗せるべきか、業界経験を踏まえた助言を受けられます。業界特有の商習慣を知っているかどうかが差になります。

人事・組織系(2つ)

評価制度の設計や採用面接など、社内に専門知見が不足しがちな領域です。

  1. 評価制度・等級制度の設計相談: 大手企業での制度設計経験をもとに、自社に合った評価軸の作り方を相談できます。ゼロから制度を作る際の型として参考にしやすい業務です。
  2. 中途採用の面接官・評価基準の壁打ち: 専門職の中途採用で、面接での見極めポイントについて助言を受けられます。採用担当者だけでは判断が難しい専門スキルの見極めに役立ちます。

経営・企画系(2つ)

経営判断そのものに関わる、特に難易度の高い相談領域です。元役員・元事業部長クラスの経験が求められます。

  1. 新規事業の壁打ち・リスク洗い出し: 新規事業計画について、業界特有の落とし穴や見落としがちなリスクを指摘してもらえます。社内だけで検討していると気づきにくい視点を補えます。
  2. M&A・事業承継に関する相談: 経営統合や事業承継の進め方について、実務経験に基づく助言を受けられます。専門家(弁護士・税理士等)への相談前の整理役として依頼されることもあります。

どの業務から依頼すべきか

15の業務すべてを一度に依頼する必要はありません。まずは自社が今いちばん困っている領域を1つだけ選び、スポット相談として1〜2時間だけ依頼してみるのがおすすめです。相性や専門性を確認したうえで、必要であれば月次の業務委託に切り替えるとミスマッチを防げます。

会社の状況別・組み合わせのイメージ

※以下は依頼内容をイメージしやすくするための例です。実際にどの組み合わせが最適かは、自社の課題によって異なります。

  • 創業間もないスタートアップ: 「新規開拓リストのレビュー」+「資金調達資料のレビュー」を組み合わせ、営業と資金調達の両面を同時に補強するケースがあります。
  • 製造業の中小企業: 「原価計算・コスト削減の壁打ち」+「IT部門の立ち上げ相談」のように、現場のコスト構造と社内のデジタル化を並行して進めるケースがあります。
  • 成長中の小売・サービス業: 「販路開拓・チャネル戦略の相談」+「評価制度・等級制度の設計相談」のように、事業拡大と組織づくりを同時に進めるケースがあります。

よくある質問

Q. リストにない業務は依頼できませんか?
A. 依頼できます。ここで紹介した15の業務は代表例であり、経験豊富なシニア人材であれば、リストにない専門領域についても相談できる場合があります。

Q. 複数の業務をまとめて1人に依頼できますか?
A. 経歴によっては可能ですが、専門性が異なる場合は業務ごとに適任者を分けて依頼したほうが、質の高いアドバイスを得やすくなります。

Q. 業界特有の業務でも対応してもらえますか?
A. 該当業界出身のシニア人材であれば対応可能なケースが多いです。業界名を明記して探すとマッチングしやすくなります。

Q. どのくらいの頻度で依頼するのが一般的ですか?
A. まずは月1〜2回のスポット相談から始め、成果を見ながら頻度を調整する進め方が一般的です。

Q. 依頼する業務によって費用は変わりますか?
A. 専門性の高さや稼働時間によって変わります。費用相場の詳細はシニア人材に仕事を発注する方法で解説しています。

Q. 15の業務以外に、複合的な相談もできますか?
A. 可能です。例えば「新規事業の壁打ち」と「資金調達資料のレビュー」のように、複数領域にまたがる相談を1人に依頼できる場合もあります。経歴を確認したうえで判断するとよいでしょう。

Q. 業務委託と雇用、どちらで依頼すべきか迷っています。
A. 特定の業務だけを依頼したい場合は業務委託が向いています。メリット・デメリットや契約上の注意点はシニア人材への業務委託とは?で詳しく解説しています。

まとめ

シニア人材に発注できる仕事は、営業・IT・経理・商品企画・人事・経営企画と幅広く存在します。共通しているのは、いずれも「正社員を採用するほどではないが、専門家の意見が欲しい」という場面で力を発揮する点です。まずは自社の課題に近い業務を1つ選び、スポット相談から試してみましょう。

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